「ごめんね、日菜子ちゃん。このまま撮影まで付き合ってもらえないかな?そんなに難しいことは要求しないようにって、関係者にも伝えるから…」
ここで私が協力しないと、またモデルさんを探さなくちゃいけない。
そうなるともっともっと、
疲れが溜まっちゃうよね。
それに、どんな理由であれ、
須崎凌本人が私にって言ってくれてるんだから…
「私でよければ…協力させて下さい」
成川さんの話を聞いて、
隣で寝ている須崎凌を見ていると、
須崎凌には関わるなって忠告してくれたお姉ちゃんには悪いけど、
もうとても断ることはできなかった…。