鞄から昨日途中まで読んでいた漫画を取り出して読み始めようとした…
そんな時、
「本当に。日菜子は全然興味ないんだねー」
どかりと私の前の席に座った彩ちゃん。
私の一個前の席は、彩ちゃんの席だ。
「…別に興味ないわけじゃないよ?」
「んーまあ、そうだね。日菜子恋愛マンガ大好きだし。」
「出会いがないもん。こんな漫画みたいにすてきな出会いが」
「…それは仕方ない。スクールラブは共学の特権だからね〜」
私たちの学校は小中高一貫の女子高。
小学校からずっとこの学校にいる私みたいなのは、日常生活に男の子って、これっぽっちも関わりないもん。
それこそ、本当に学校の先生とパパくらい。

