咲良side

扉が開いた瞬間、女子の悲鳴が上がった。

その、イケメンさんは、確かにイケメンだった。

でも、そんな事より私はそのイケメンさんに会った気がした。

あの、金髪・空色の目どっかで…。

でも、その答えはすぐ分かってしまった。

「咲良⁇咲良だ‼︎会いたかったーーー‼︎」と抱き付いてきたからだ。

周りの人ももちろん、自分自身が1番衝撃的だ。

「咲良⁇覚えてる⁇雪だよ。」

「雪⁇8歳の時に転校した…どうして……」

「帰ってきた。転校先が咲良の学校だなんて…」

と…話の途中に先生が「知り合いなの⁇」

「ハイ!知り合いもなにも、彼女です!」

アレ⁇⁇

「彼女じゃ…n」言い終わる前に、雪がまた強く抱き締めた。

この雪の存在が、波乱の幕開けだった…。