「…なんでついてくんの?」 「…腹へった」 だから冷蔵庫に何もない――って言おうとしたその瞬間 グウウウウ……と大きな音が 私のお腹から鳴った 男はポカンとしていて、私もポカンとしている どうやら私のお腹は空気が読めないらしい 「私がお腹減ったからコンビニ行くだけだかんな。アンタのためじゃないからな」 ポケットから家の鍵を取り出して男に渡す 風呂でもなんでも入ってろと言ってせっかく帰ってきた道を逆戻り 後ろから「ありがとう!」と大きな声が聞こえたが近所迷惑というものを考えて欲しい