慌てて離れ、私はドアの側…圭太の対角線上に移動した。 うっすらと差し込んでいた夕陽も沈み、電気も付かないこの部屋は、すっかり暗闇に包まれていた。 ガタン… 時折吹く風が、窓を揺らす。 その度に、ビクリと強ばる私の身体。 私…結構怖がりなんだよね…。 圭太はさっきから動かないし、寝息が聞こえるあたり…寝てしまっているのだろう。 ――ガタンッ!! 『――ひゃぁっ!!!!』