『えっ??』 圭太は自分の学ランを脱ぎ、私にかけた。 『そ、それじゃ圭太だって寒いじゃない…。』 シャツの隙間から、鎖骨が見える。 ボタン…外しすぎ…。 一瞬、ドキリとした。 きっと、小さな窓から差し込む夕陽に照らされたせいだ。 そう、自分に言い聞かせる。