いつもは、先輩と後輩。 それとなく置いていた一線が、取りのぞかれる。 少しだけ強引で、 とても優しく、圭太はリードする。 時々見える、圭太の瞳。 耳にかかる、圭太の吐息。 その全てが愛らしい。 爪が食い込むくらいしがみ付いて、 私達はひとつになった。 痛みよりも嬉しさ勝った。