青い月光

恋愛(ピュア)

saoringo姫/著
青い月光
作品番号
1205192
最終更新
2015/04/22
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
1
「月が綺麗ですね。」

『それなら私は、こう御返事をするわ…。』


時は大正時代初期。
三条侯爵家令嬢の周子(ちかこ)。
腹違いの兄 典彦(のりひこ)と、その友人である篠倉子爵の弟 顕仁(あきひと)とは幼い頃から共に過ごし、公家華族としての嗜みを学んだ幼なじみ。

周子と顕仁はお互いに想いを寄せ合い、そんなふたりの仲を取り持つため、典彦は日々奮闘していた。

顕仁と典彦がイギリス留学から帰国した際の祝いの宴で、皇族である桐島宮治広(きりしまのみやはるひろ)殿下は、周子を見初め、好意を寄せるようになった。

宮家への輿入れを推し進める周子の母 鏡子と、顕仁との縁談を実らせようとする妹思いの典彦の間で揺れる周子。
互いに想い合いながらも、互いの幸せを願うあまり、もどかしさだけを募らせる周子と顕仁。

ふたりに待ち受ける運命は、あまりに悲しく、あまりに美しいものだった。

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