朋ちゃんと僕と、O中のみんな

で...

この修学旅行の時、あまりシンちゃんが
文子ちゃんの方ばかりにカメラを向けるので

当の文子ちゃんは、まあ気づいてしまっていた。
もともと、前から薄々気づいては居たらしいけど
でも、シンちゃんはいい奴だから

恥ずかしいけれど、でも....

ッテ感じで、文子ちゃんは許してしまってあげていたみたいだった。

そういう優しいところを、シンちゃんは好きになったのかもしれない。

でも、修学旅行で撮影したのはさすがにまずかったみたいで

他のクラスの女子とかが、シンちゃんがパパラッチだと思って
理科担当の片岡先生に教えてしまった。


片岡先生は、科学の専門の50歳くらいの先生。
でも、文学や映画も好きな風流な感じの先生。
僕ら、軽音楽サークルを部活動として認めてくれるような粋な先生だった。



片岡先生は、帰りの新幹線の中で僕に、
シンちゃんをビュフェへ呼べ、と告げた。

もちろん、僕がシンちゃんと仲良しだったのを知っていたし、
僕がカメラの手ほどきをしていたコトも知っていたようだった。