美女と獅龍


「……阿保⁇」

単刀直入にそう言われて、結構 傷ついたよ⁉︎

「うぅ……、阿保です。

認めるから、助けてー‼︎」

蓮君は机の方へ行って、何かを取り出してきた。

「はい、これつけて。」

赤色ネクタイ‼︎学校指定のヤツだ‼︎
流石、蓮君 用意がいい‼︎

「ありがとー‼︎」

蓮君は、俺に渡す直前に

「式が終わったら ここに来て。説教ね。」

……。……まぁ、当然の報いですよね。

「分かった……。」

俺は、ネクタイを受け取って 巻いた。

「ほら、もう時間ないから 月波も麗夜も 教室へ向かいなさい。」

そう言われて、俺は透哉と話しながら自分のH.R.教室へと向かおうとした。

「……あ、ねぇ、蓮君。
俺、ってさ 何年何組⁇」

「……本館前の掲示板に貼ってるのを見ろ、って言いたいところだけど どうせ混んでるだろうしな……。

麗夜は1年12組、月波は11組。

新北校舎の4階、ここから結構 遠いからな。」

校長室を出て、自分たちの教室へ向かう。

「麗夜と違って、俺は蓮人さんと簡単に渡り合えないから 俺が麗夜の尻拭いで怒られるようなことはしないでくれ。」

「んー……、例えば 今日の遅刻⁇」

「そう、それ。
あの人、相当 怖いし ただただ頷くしかできないんだからな⁇」

あー、そうだね、蓮君は怒らせたら かなりヤバい。
お父さんも蓮君と同じくらいヤバいから、ちょっとは慣れてるんだけど、それでも 怖いから。

階段、キツかった……。

透哉と俺は隣同士のクラス。
透哉と別れて 各々の教室に入る。

席に着いた直後に先生が入ってきた。

ちょうど良いタイミングで教室に着いたんじゃない⁇