美女と獅龍


「今 何で写真撮ったの⁇」

「麗夜でも殴られたら 怪我するっていう証明に。」

……いや 当たり前じゃん、俺かって 人間だよ⁇

「まぁ、いいや。
俺 教室行くから、じゃあねー。」

司に手を振って、俺は教室に帰った。

教室に帰って、椅子に座ったら イキナリたくさんの女子に絡まれた。

怖ー、匂いもなんか すげー、メイク厚ー。

「本当に翔平さんと千尋ちゃんの弟なの⁇」

あー、そっか。
兄貴と姉貴が鞄持ってきて、更には 俺の席にまで置いといてくれたから 改めて……みたいな⁇

「そうだよ。」

それを聞いて、女子はヒソヒソ声で

「え、それにしては そこまでカッコよくないじゃん。」

「私は、翔平よりも琴野の方がかっこいいと思うんだけど。」

「ってか、兄弟全員 美形ってか。」

とか、言ってる。

口々に言うから、余計に耳に入ってくる。

……兄貴よりも俺がカッコいい訳ないじゃん。