美女と獅龍


司は少し考えてから、

「それはそれでいいかも……。」

「いや、全く良くない。」

他愛ない話をしながら、教室まで向かう。
廊下がすごく騒がしい。

何で⁇

人だかりもできている。

その中央にいたのは……兄貴と姉貴。

そういえば、俺 カバン持ってもらってたんだった。

いやー、忘れてた。

兄貴と姉貴のこと、無視して教室に入ろうとしたら

「麗夜……そんなことしていいのかな⁇」

爽やかーな、営業中の兄貴の声が聞こえてきた。

「ここまで、カバン持ってきてくれてありがとう。
帰っていいよ⁇」

「そういうことじゃないよね⁇」

「悪いけど、兄貴と姉貴 教室に行くらしいから 集まるのやめてあげてくれる⁇

……離れてくれないと 俺、何するかわからないよ⁇」

皆、ぶつくさ言いながらだけど 離れていってくれた。

俺が暴走族の副総長してるやばい奴……っていうのは、もう知れ渡ってるから 一声で居なくなってくれた。

「ごめん、朝からこんな目に合わせちゃって……。」