美女と獅龍


そう、逃げてばっかり……今も昔も、これからも。

「ほら、着いたぞ。」

学校の近くで降ろしてもらって、そこから歩いた。

兄貴に手伝ってもらって、だけど。

「麗夜……遅すぎてウザいから、抱っこしていっていい⁇」

「……え⁇」

反応する前に持ち上げられちゃった……けど、すぐに降ろされた。

「麗夜、重すぎ。」

あ、マジか。
確かに、俺 重いけどさ……。
ま、仕方ないよね。

「んなら、カバン持って行ってよ。
俺のクラス、4階にあるけど……持って行って⁇」

「……男が上目遣いして、モノ頼むとか……、今回だけだぞ⁇

1-何⁇」

「1-12」

「おっけー、んじゃ 先行くからな。」

俺のことを心配そうに見ている姉貴を置いて、先に歩き始めた兄貴。

姉貴は

「無理しないでね。」

と言ってから、兄貴を追いかけた。