美女と獅龍


「……麗夜君と話したいな。」

「辞めておいた方がいいと思うけど⁇」

「……でも、麗夜君があんな風になったのには 私にも原因があると思うから……」

「なら、話してみればいいんじゃない⁇
でも……どうなったとしても、俺は何もできないからね⁇」

「分かってる。」

私と恭弥は別れ、それぞれ家へ帰った。

帰っている途中、電柱の元に人影があった。
悪い人だったら、嫌だな……と思い 少し歩くスピードを速めた。

「……三神と仲良いの⁇」

「……麗夜君⁇」

会いたかった人物には思っていたよりも 早く巡り会えた。

「麗夜だけど⁇
ねぇ、答えてよ……三神と仲良いの⁇」

「幼馴染……だけど⁇」

「……そっか、やっぱ 財閥と大手企業だもんね……それなりの親交はあったか。

夜暗いけど⁇1人なの⁇」

「……うん、1人。」

「ねぇ、危ない ってこと分かってる⁇
自分なら、大丈夫 関係ない……とか思ってない⁇

瑞姫さん、隙だらけだよ⁇

見てて、すげー怖いよ。」

「……だから、何⁇」

凄いイラッとくるような話し方をする麗夜君。
思わず、感情が言葉にのってしまった。

「……瑞姫さんがいいならさ、家まで送ろうか⁇」

私は驚いて 麗夜君の方を見た。
目が合うと、麗夜君はにっこりと微笑んだ。

「嫌だ、って言うなら 無理やりにでもそうするつもりだけど。」

さっきと表情は変わっていないのに 纏っているオーラが大分 違う。

「お願いしてもいい⁇」

麗夜君は頷いた。