美女と獅龍


透哉はまずど真ん中から、刈っていった。

前に切ったから、そこまで長くないけど 根元近くから刈られてるからか それなりの長さが落ちてくる。

「……幹部組も。」

透哉が司にバトンタッチして、司が俺の髪を刈る。

「……。」

もう静か。
いつもあれだけ騒がしい倉庫なのに、誰も何も声出さない。

バリカンの音だけが響いている。