美女と獅龍


《ぶっ殺す》

件名のところにその一言だけが書かれていた。
本文はない。

……ヤバい、変なの送っちゃったかな⁇

「……透哉 怒らせちゃったかもしれないから、ちょっと透哉のところ行ってくる‼︎」

お父さんと兄貴の説教を放り出して、俺は倉庫へと向かった。

透哉はあんまり家族と仲良くなくて、家に帰るのはいつも本当に夜遅くだから、多分 今日もまだこの時間だと倉庫にいるはず。