美女と獅龍


「待って‼︎」

私は麗夜君の背中に声をかけた。

「何⁇」

「怖いから……付いて行っていい⁇」

麗夜君は自分の頭を掻きむしって、

「付いてきなよ。」

それだけ言って、私に背を向けたまま歩き始めた。

いつもの麗夜君からは考えられないほど、冷たかった。