「どうする⁇」

「逃げた方がいいよな。
でも、体育館に行ったら 確実に捕まる。」

「……どうしよう。」

そんなことを言ってる内にエネゴリ君がクラブボックスの中に入ってきた。

「あ、ヤベ……入ってきた。」

「2人共、付いて来なさい。
バスケ部顧問に報告するぞ。」

え、完璧 脅しじゃん。
言われちゃったら、俺 ベンチメンバーから外される。

「……分かりました。」

俺は立ち上がって、エネゴリ君の斜め後ろに立った。

「……俺も、付いて行きます。」

司も立ち上がって、俺の隣に並んだ。