弱虫れんあい


花火が終わった後、俺はなかなか寝付けなくて 司に話しかけた。

「なー、司 起きてる⁇」

「もちろん、なんか 寝れねーよ。」

俺は身体を司の方に向けた。

「俺、さっき 翔平先輩の兄弟⁇に会った。
千尋さん、って言うみたい。」

「……マジかよ、俺 ファンなんだけど。
すげー、可愛いよな。」

「うん、可愛い……ってか美人。」

「お前が他人の話するとか、珍しいな。」

司も俺の方に身体を向けた。
自然と目が合う。

「俺……好きかもしれない、千尋さんのこと。」

「……いいんじゃねーか⁇
今まで そういう話聞いてきた中で1番 いいと思うけど。」