「おーい、流星ー‼︎
部活行くぞー‼︎」

「おう……って、待って⁇
まだ 用意出来てねー。」

俺、 "北見 流星" 。

バスケ部所属の中学1年生。

「早くしねーと、自主練の時間なくなんぞ。」

「あ、それは困る……って、用意出来た‼︎
行くぞ‼︎」

俺は待たせてた友達を置いて、先に教室を出た。

「おい、待てよ‼︎」

友達と2人で廊下を走って、クラブボックスまで向かっていると……

「ごら"ぁー‼︎」

「「うわっ、出た‼︎逃げろー‼︎」」

すっげー怖い……って噂の生活指導、体育の男の先生。

見た目は、ゴリラ。
中身もゴリラ。

「エネゴリ君、今日は深追いしてくるなー。」

「おい、口から言葉 漏れ出てるから‼︎」

一緒に逃げていた友達 "森川 司" が本音を漏らす。

「誰がエネゴリ君だとー⁇」

あっ……、エネゴリ君の走る速さが速くなった気がする。

やベー……。