まあ、いいもんね野蛮だって。大人になったら直すもんね。

たまにコードからバチバチと電光が発しているけど、気にしない!

相変わらず、後ろの部屋では馬鹿どもも雄叫びが聞こえるけど、

そっちも気にしない!

そう、どーでもいい。

私は優雅にアフタヌーンティータイムだ。

さて、湯が沸いているみたいだし、さっさと止めなきゃね。

久々に全力でツッコミしたから疲れちゃったよ。

ブランドの茶葉をティーポットにセットし、湯を注ぐ。

しっかり蒸らして、茶葉をホッピングさせると、いい香りが漂ってきた。

…ふっ、我ながらいい出来だ。

「さあ。静時室のアホどもは元気にしているかな?」

私は、再度あの部屋のドアに手をかけた。

そろそろ決着(引き分け)になっている頃合いだろう。

すると、ピンポーン!と、『特別指導室』のチャイムが鳴った。


「優子ちゃんいる?花怜だよー!」