「はーい、今日は『世界誕生』の授業をやりますよ~
貴琉(キル)君、102ページを開いて下さ~い」
「先公ー。教科書忘れた」
ドゴッッ!!
「ぎゃん!」
「先生と呼べやグルァ!
…仕方ありませんねー、ではこのまま進めましょう。
昔むかし、星の王同士の戦いがありましたー」
「中二病」
「中二病ゆーな!聞けや!授業を!
…星の王同士の戦いで、世界は五つに分かれてしまいました。
それを、人間界、魔界、妖精界、冥界、時界と言いまーす」
「やっぱり中二病じゃん」
「あんたマジ黙ってなさいよ。殺るわよ?
それをまとめて五界または五大世界と言います。
それぞれの世界には、神様がいるんですよ。
ちなみに私は妖精界の神様の生まれ変わりです」
「は?妖精?先生はどっちかっつーと魔界の神様じゃね?」
「どうしてですか?」
「怒ると大魔神…的な」
「永遠の眠りにつくかこのクソガキャァ!
…時界には、神様が時を不当に操る者を取り締まる、タイムハンターと言う組織があります」
「ふーん」
「反応薄いな。…ま、いっか。
そして、五界の犯罪者の取り締まりや、討伐を行う組織。それが、
国際軍事警察機構…
IMPOです」
「中二病~」
「うるせぇぇぇぇ!
…ま、いいや。よくわかんなかったかもしれないけど、こんなお話です。
ギャグ満載だよ☆」
「うざいきもい似合ってないー
つか優子(ユウコ)先生、誰に向かって話してんの?」