誰かがこんなことを言っていた。



「運命の人は人生はで2人いる。
1人は、『本当の幸せ』を教えて
れる生涯を共にする人。
もう1人は…
『本当の悲しみ』を教えてくれる
別れる人。」



でもあたしはあの時まで、これが本当
だとは思わなかった。


だって運命の人ってたくさんいるから。


お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さん、友達、元カノだって。


みんな運命の人だと思う。





……でも、違ってた。





あたしはあなたと出会うまで、本当の『運命の人』の意味を分かっていなかった。



あたしの考えはこどもだった。



そんなあたしにあなたは教えてくれた。


今でもあたしは



「運命の人は2人いる」



というのは信じてない。


だって……






『本当の幸せ』も


『本当の悲しみ』も


どっちも同じ人っていうのが本当の『運命の人』だってあたしは思うから…