その後も穏やかな時間が流れた。
「あの、本当はこんなこと聞いていいのか分からないんですけど…結婚とかされたりしますか?」
「ふふふっ、飛鳥ちゃん意外とストレートに聞いてくるね。」
「あのっ、いや、すもません…」
「あ、いいのいいの。結婚ねぇ…」
しばらく間が空き、少し恥ずかしそうに鈴音さんは続けた。
「将来的には、彼と一緒になりたいって思ってる。具体的にはまだ話してないけど、あの人もそれなりには考えてると思う。お互いいい年だしね。
でも私がまだお仕事続けたくて、もう少し先かな。」
「共働きってことですよね?」
「そう、別に結婚しても、そのまま働けばいいんだろうけど…
でも結婚すれば確実に移動になる。私ね、同じ職場で働きたいってのがあって。まだ私はあの人の仕事のスキルを必要としてる、吸収しきれてないの。だから、もう少し頑張りたい。」
「そうなんですか…」
「まぁ、この私のワガママのせいで、職場のみんなには本当に迷惑かけちゃってると思う。気を遣わせてばっかりだもん。」
「そんなことないですよ!みんな店長と鈴音さんのこと応援してます!」
「ありがとう、そう言ってもらえるだけで嬉しい。本当に素敵な職場・メンバーで感謝しているよ。」
あそこが好きなのは私だけじゃないんだよね。
あんなに素敵なところだもん、みんなが大好きなんだろうね。

