「鈴音さんの言う通り、今まで店長に恋焦がれてきました。ずっと憧れてきました。もちろん、店長と鈴音さんの関係を理解していた上で…、だから私の勝手な片思いです。
でもそのことで、鈴音さんに嫉妬したりなんてしてません。私、店長も鈴音さんも大好きだから、おかしな話ですけど二人のことをずっと応援もしていました。」
つい最近のことなのに、なんだかずっと昔に感じる。
「それにもうここ最近は、店長にそういう気持ちを抱かなくなっていました。お仕事の上司として、仕事のできる店長を素直に尊敬しているだけなんです。
だから鈴音さん、あまりややこしくとらえないでください。」
「飛鳥ちゃん、ありがとう…」
鈴音さんの瞳から一筋の涙がこぼれた。
「や、やだ、鈴音さん!
それに私、こうして鈴音さんが家に招待してくださって、本当に嬉しかったんです。正直、今でも舞い上がってます。色々と店長とのお話も聞けるのかなぁって。」
私はへへっと笑った。
鈴音さんもつられて笑った。
鈴音さんの涙、とても綺麗だと思った。
私のせいで、変に鈴音さんを苦しめていたのかと思うと胸が張り裂けそうなくらい辛いけど…
けれど鈴音さんがこういう人だからこそ、私 鈴音さんのこと好きなんだろうな。
心優しくて、周りの人への気遣いも忘れていないんだよね。

