タカラモノ~小さな恋物語~





「はぁ…」


この謎のモヤモヤは取れなかった。



私、最近どうしちゃったんだろう。


ケンのこと考えると、キューって締め付けられるような気分になったり、モヤモヤ~ってした気分になったり…。





「香水…気に入ってくれるかなぁ?」



自分では、精一杯ケンに合いそうなものを選んだつもり。



「あ、バレンタイン…」


義理チョコ、何にしようかなぁ?


店長にも、渡したいな。


もちろん、鈴音さんも、結城さんにも、石井さんにも。


お世話になってるからね。



「明日、お店閉めるの鈴音さんとだ。」


明日のシフトを確認する。



なんだか急に鈴音さんに会いたくなっちゃったな。



鈴音さんは、憧れている存在でもありお姉さん的存在でもある。



夏に一度、ドライブに連れて行ってもらったことがあった。


仕事で失敗し、落ち込んでいた私を連れ出してくれた。



あの時、初めて職場の人の前で涙を流した。



「飛鳥ちゃんは、頑張り屋さんだからね。ちょっと完璧主義者なのかなぁ。

そんなに気張らなくても大丈夫だよ、私がフォローするから。

仕事は少しづつ覚えていけば、大丈夫。」



そんなことを言ってもらったっけ。


心強くて、本当に元気付けられた。



それと同時に、頑張っていることを認めてられたような気がして、努力してきて良かったって。


だからこれからも頑張ろうって、そしてもう二度と仕事のことでは泣かない、悔しい思いをしないようにしようって思った。



もうあれから半年経つんだ。



少しは成長出来ているのかな、私。






そんなんことを考えながら、私は眠りについた。