タカラモノ~小さな恋物語~




「わお。」



15分でここまで来てしまったから驚きだ。



あはは、今日だけ、おまわりさん、勘弁です。



私は苦笑いをして、さっさと買い物を済ませる。



栄養ドリンクと少し強めの風邪薬。





そのまま隣に隣接していたコンビニにも入った。



「いらっしゃいませ~」と気だるそうな、ちょっとヤンキー風な店員さん。


いつもなら、その接客態度にイラッとしてしまうところだけれど、今日はそんなこと言っている時間はない。



何を買うのかは、ある程度決めた。


やっぱり体がだるいとき、風邪っぽいときは好きなものを食べるに限ると思う。



私もお母さんも、甘いものが大好き。



助六をひとパックカゴに入れ、デザートコーナーへ。


ぜりーにプリン、シュークリーム、エクレア、チーズケーキ、ティラミスをひとつずつカゴへ入れる。



うふふ、ちゃっかり私も一緒に食べようってわけで…。




そして2リットルのスポーツドリンクも1本買い、お会計を済ませた。




「ありがとうございました~」


またまた気だるそうな店員さんの声を背に、さぁ、さっさと帰ろう!とお店を出ようとしたときだった。



「あれ、百瀬さん…?」



出入り口ですれ違ったのは、大村さんだった。