僕は、雪ちゃんと姫歌が変わればいいとずーっと思ってた。
(やっぱ、その頃から好きだったのかもな)
雪ちゃんの部屋で少し遊んでた時、突然僕は抱きしめたいと思った。
なんでかわからないけどそういう衝動にかられたんだ。
自然と.....ギュッってしたんだ。
「皇くん?」
目をパチクリさせながら聞く雪ちゃんはやっぱり天使だった。
「大好き.....ずーっと一緒にいよーね?」
少しの間、戸惑った様子の雪ちゃんだったけど、
「.....うんっ!」
そう、笑顔で言ったね。
その日から、僕は、君のことが、
大好きだったのかもな。
(そしてその可愛らしい笑顔に幼い俺は、
柄にもなく、
キュン、とした)