「おー元気でいいな!」



偶然同い年の雷もいた。



雪ちゃん、そう呼ぶことにした僕。



雪ちゃんのお父さんが動くと、彼女の姿がはっきりと見えた。



うわあ、かっわいい.....



黒くて少し癖のある髪。



細くて華奢な手足。



肌が白く、唯一ピンク色だった頬にプニッとした唇。



その整ってる顔は、澄まして僕を見る。



「皇君、行こう?」



突然の笑顔に僕は頬を少し赤くしたと思う。



「う、うん」



喋るのはすごく緊張して、笑顔に僕は見惚れてた。



かわ、いすぎだろ?