恥ずかしい...。
けど少しだけ嬉しいって思っちゃうバカな私がいた。
数秒後、皇貴が手を離すと私は皇貴を見上げた。
「んじゃ、行ってくる」
頷いて、手を振ると笑い返してくれた。
「いってらっしゃいっ」
これだけで、
皇貴といられるだけで、
嬉しくて、
幸せだ。
「幸せね、雪乃は」
ニヤニヤしながらそう言ったのは、明日香だった。
「明日香こそ、好きな人とかいないわけ〜?」
「いないかなぁ?恋とか恋愛とか結構下手くそでさ」
「そうなんだ?でも好きになっちゃったら、もう下手くそとか関係ないよ〜」
私だって、過去の事とか.....あったけどこうして皇貴といられてる。

