テーブルに置くと、皇貴はまだテレビに夢中だった。
「皇貴?」
「皇貴〜?」
「早く!遅れるから!!」
「あ、悪い悪い」
笑いながら言うから.....ほんと朝からイライラだ。
「雪乃、俺これ食べねーから」
箸の下にあるのは私の大好物の卵焼き。
「だから、はい。アーン」
「え、」
少し唖然に取られてると、疲れてきたのか若干怒り気味だった。
「早くっ、」
「えっ、その、」
だって、皇貴の箸......!
「今さら恥ずかしがってんなよ。はい、アーン?」
「うっ.....あ、」
口を開けて、卵焼きをパクリとした。

