「では、試験を始めてください」
パラ、パラ、と皆が紙をめくる音が聞こえる。
やり始めて30分ぐらいがたった。
「(あっ、これ....皇貴がキスをおねだりしてきた時教えてもらった問題...)」
そんな事も多々あり、私は無事終える事ができた。
皇貴は多分受かるし、私も受かれば同居...
恥ずかしいような、嬉しいような複雑な気持ち。
「あのっ」
ふと後ろから声がした。
振り向くと、少し背が高くて美人な人が私を呼び止めていた。
「これ、落としました」
「えっ?ありがとうございました。これなくすところだったんで、助かりました!」
ふふっ「すごく大事なものなんですね?」
「....はい...すごく、すごく大切です。大好きな人から貰ったんで」
それは、皇貴からもらったピンクの指輪。
試験中もお守りとして持っておきたくて、チェーンに通して首にかけてたんだ。

