「是非是非!」
「....はい?」
目の前にはお父さんとカズおじさん。
隣には、皇貴。
お父さんは、是非同居してくださいと?
嬉しいけど、少し娘として複雑....
「いいんですか?ありがとうございます!」
「いやいや、こっちも嬉しいよ!なんたって皇貴君の応援してたんだからな」
お、うえん?
なんだそりゃ。
「何ですかそれ、聞いてないです」
「俺も」
「イチ!お前またか!」
口軽すぎだろ、と怒ってるお父さん。
「ごめん....な?だって、つい口が...」
「そういう問題じゃなくて、皇貴君が傷つくかもしれないだろう?」
お父さん、なんの事...?
皇貴が傷つく事って。
ごほんっ「お前達、結婚させようとしたのはすまなかった...」
「大丈夫です、結果的にそうなると思うんで」
「うんうん、大丈夫.......えっ?!」
顔がみるみるうちに赤くなってくのを感じた。
「皇貴、お前はそうやってすぐ爆弾発言する。しかもすごくわかりやすい。
僕たち2人は知ってた「カズ」
「...すみませんでした。もう言わないから聞いてくれ、雪乃ちゃん」