「森内 雪乃先輩。僕、先輩が好きです。一目惚れ、しちゃったんです」



あはは、と照れているような笑い声。



「先輩、そう聞いてビックリしました?」



そりゃ「ビックリ、したよ」



「先輩は?僕の事、好きですか....?」



悲しそうな目、しないでよ。



「雅君、私は雅君が好きだよ。けど、皇貴といる時みたいにどっ、ドキドキしたり...しない。


だから、ごめんね」



「いえ、先輩の答えが聞けてスッキリしました」



ニッコリと笑った。



「雅君....」



「後ね、私なんかを好きにならない方がいい。


私は...雅君を絶対傷つけるから」



ふっ「そうですね。今も、そうですし」



そういうと、



「これっきりでもう話しません。


三浦先輩、俺の憧れです!


めっちゃ、めちゃくちゃ憧れました!!」



・・・えっ?



皇貴も目が点になっている。



「僕、いつか三浦先輩みたいなかっこいい男子になりたいんで、是非師匠にしてくださいっ」



ふはははっ「お前、おもしれーな?別にいいけど、俺の弟子は辛いぞ?」



「大丈夫です!全力で受験終わったらサポートします!では」