「僕、好きな人がいるんですよ」
「そうだったの?」
「.....はい。けど、全く見られてなくて」
「名前は?」
「.....まだ、言えません」
「じゃあなんで私に言ってきたの?」
「そ、れは...」
「言ってくれないと、協力できない」
「協力してくれとは言いません。けど、アドバイスが欲しいんです」
「今の状況を教えて?そしたらわかるかも。これでも女子だから」
そーですか?なんて冗談を言って笑わせてくれる。
「先輩、なんです。その人、僕の事知ってはいるんですけど、僕は後輩としか見られてなくて」
その言葉にコクンと頷いた。
「僕、告白したいんです!告白しても、いいと思いますか?」
「うん、もし告白したいならいいと思うよ?もしかしたら両思いかもだし」
「そっ.....そうですよね。じゃあそうします」
「うん!」
「彼氏の前で、でもいいですかね?」
「へ?」
まあ「そうしたいなら...?でもお勧めはしないな」
「僕、します。アドバイスありがとうございます!」
笑顔で音楽室を出て行った雅君。

