不思議に思いながらも、放課後は着々と近づいてきた。
そしてとうとう放課後。
メールをチェックすると、数件来ていたうちの一つが雅君からのだった。
<ありがとうございます!
場所は、音楽室で、4時15分くらいがいいです>
そういえば、サッカー部だったもんね...
「とにかく、いきますかっ!」
「雪乃、図書館いこ」
「皇貴、いた!探したんだよ?後さ、昨日みたいに下駄箱の所で待っててくれない?」
「?おう、呼び出しか?」
「うん、何でわかったの?」
「彼氏の感?」
感か。「じゃ、待っててね?約束だよ?」
念をおすと、はいはい、と言って廊下を歩いて行った。
今は4時10分。早く行かないと!
・・・
音楽室につくと、窓の外を見ている雅君がいた。
「み...」
その横顔は、あの時の皇貴にそっくりで、一瞬だけドキッとしてしまった。
「み、雅君。お待たせ、どうしたの?」
「先輩...来てもらって済みませんでした」
私に気付いた雅君は、口をゆっくりと開いた。
まるで、何かを言いにくそうにして。

