私は、やっぱりまだ彼の事で悩んでいた。



けど、少しその気持ちも薄れてきた。



誰も結婚の話はできる限りしないしねー



「はい」



ただいま、外階段にて。



「ん」



手渡した小さな箱。



もちろん、誰にも内緒で。



「いつもサンキュ。お前の母さんの料理マジうめー」



「うん、けどきょ、今日は私が作ったの」



「ふーん.....美味しい、のか?」



不安そうな顔。なにげ傷つくんだけど。



「失礼ね」