「2人とも、もう3年生だよ?」
「はーい」
新入生って一番上の立場から見るとめっちゃ可愛いんだけど!
「あっ、あのこ可愛くない?」
あの子、とは私の視線の向こうにいる子。
「あーっ、めっちゃ可愛い!」
髪が少しだけ茶色っぽくて、背も皇貴より10cmくらい下。
皇貴は180くらいだから170くらいかな?
周りにニコニコの笑顔で話してて、すごく印象的。
明るくて、良さそうな子だな、って3年生の私でも思っちゃう。
「あのさ、」
皇貴が口を開いた。
「あいつの事みんなよ....」
「はあ?バカじゃないの?私が皇貴以外見るわけないじゃん。
て言うか私が見てたってあっちは年上だよ?興味ないって〜」
私の言葉にはあ、とため息をついた。
「なに」
「お前の方こそバカすぎ。いこ」
手をギュッと握って、私は靴箱まで引っ張られた。
今年はもう一個先かあ.....

