「ん?中村...」
私は皇貴の胸から伝わるその心地よい声に反応した。
「お前らさ....どーして仲良くなってんの?俺の計画が台無しじゃねーか」
「計画?」
皇貴は本当にとぼけてるの?
それともーーーーー
「てゆーか俺だよ。数年前真嶋?て奴を屋上から飛び降りさせたのは」
ドキッ...
真嶋、それは、本当なの?
いや、わかるわけないか。
「お前さ、余裕ぶってるけどさ、上田に聞かれてっぞ」
「あ"?」
花織?
「中村。私、今の録音しといたから。あんた本当に最低だね。
私の大切な親友を傷つけたのに好きだ?
バカじゃないの?そんなことされた人を好きになる人なんて世の中にはいない!」
血相を変えてまで怒ってくれた花織の言葉にホロリと涙が一粒流れた。
「録音したからなんだよ」
「警察に届けるから。覚悟しておいてよね」
その言葉にビビったような中村の声が聞こえた。
そして、中村は消えていった。
花織は、「安心しな?これで中村は雪乃の前から消えたから」
「あ、りがと.....私っ、なんていったらいいか...」
「お礼はさ、奏の事と、一生友達って事でいいよ!」
そう言うと花織は消えていった。
やっぱり親友だ。タイミングも最高だし、いう事も違う。
「皇貴...」
「ん」
「私ね、絶対皇貴の事離さないから」
ははっ「それさ、男のいう事じゃね?」
「あ、そっか」
2人で笑いあう時間はすごく楽しかった。
またあの日の2人に戻れてすっごく、すっごく、嬉しくって。

