「あのね、中村ね、私を騙してたらしい」
「え?」
目を見開いて、少しびっくりしている様子の皇貴。
「本当は、桐原、反省してるよ。友達だって事は知らなかったけどね」
「その事はごめん。俺、お前がすっげー悩んでて俺が知り合いとか言っていいのかわかんなくて...」
「ううん、謝るのはこっちのほうだよ。私、勝手に勘違いして勝手に別れて」
「お前がまだ少しでも俺の事好きなら、
俺の事嫌いじゃないんなら、
俺とまた付き合ってほしい」
ドキドキ、してる鼓動。
やっぱり、私は「皇貴しか、無理みたい」
笑顔でそう答えると、私はギュッと自分から皇貴に抱きついた。
ビックリしてたけど、ゆっくりと手を背中に回してくれた。
「本当にごめんなさい、皇貴」
素直になるのはこれくらいかも。
いや、今までずっとデレてたかも...
そう考えるとすごい恥ずかしい事してたって思ってしまって顔が赤くなる。
「俺も、お前しかいねーよ。多分」
「ちょっと、多分ってなによ!バカ!」
ふはっ「うそ。俺、お前しか考えらないくらい頭がお前なんすけど。責任とってくんない」
「へっ?むっ、無理!どうやって責任とればいいの?」
慌ててると、馬鹿にされたような笑い声が空っぽの教室に響く。
「嘘だって。見抜けねーの?バーカ」
でもそんな皇貴もキラキラしてて。
バンッ

