無我夢中で走って公園に入った。
そこには、とびっきりの笑顔の桐原が。
妹?と遊んでて、とっても優しい声で名前を呼んでた。
やっぱり。桐原はあんな奴じゃなかった。
優しいって知ってた。
「桐原」
私の声にビクッとしたあいつ。
「もり、うち」
少し怖がってるような、戸惑ってるようなそんな表情。
「私、話があるの」
「お、ぉぅ」
極端に声が小さくなって、桐原は妹をおいて目の前にベンチに腰掛けた。
近寄って桐原の前に立つ。
「桐原。ごめん!」
「・・・は?」
思いっきり頭を下げて、沢山、沢山、謝った。
「ちょっ、おい。なにがだよ。頭、あげろよ」
戸惑ってるのか、桐原はやっぱり昔の桐原のまま。
「ふえっ.....きりっ、桐原ああ」
「は?え、ちょ、マジで!俺が泣かせてるみてーじゃん!」
焦り始めた桐原を涙目で見つめた。

