そうかたく思ってるはずなのに。
なのに何でだろ...駅前にいないか無意識に探しちゃう。
いるはず、ないのにね......
いたら、いいな。なんて思っちゃいけないのに。
心のどこかで思っちゃってる。
忘れたいけど、忘れられないのは、
本当に皇貴の事が好きだから.....?
そ、そんな事ない。そんなわけない。
首をフルフルと横に振った。
「どした、森内?」
「ん?なんでもないよ!」
不思議そうに聞いてきた中村。
中村を裏切ってるみたいだな...でも、私が本当に裏切ってるのは皇貴。
皇貴に勝手に話し合いもせず、後先も考えず、別れを告げて。
やっぱ付き合いたいとか、無神経すぎるし、それに自分勝手すぎる。
だったら尚更忘れなきゃ。
「よーしっ!!」
私の大きな声に中村は笑ってたけど、周りの人達はビックリした様子でこっちを見てきた。

