ゆっくりと道を確かめるように歩いた。



不安がどんどん、駅前に近づくにつれて増していった。



私の気持ちが揺らがないか?



とかバカなことばっか考えちゃって、道に迷ったらどうしよう....



「森内?」



ハッと気づくともうすでに駅前についていた。



「中村っ、ごめん。遅れちゃったかな?」



私の一言に首を横に振った中村。



「全然。てゆーか女子が25分前に来てどーすんの」



そう言ってゲラゲラと笑い始めた。



ポカーンとしてると、さらに声をあげて笑った。



「え.....っとお?」



ははっ「ごめ....!ちょ、笑いがおさまらな...く...てっ...!」



なんか笑ってるけどさ、そんなおかしい事したかな?



三浦とは全然違うタイプだなぁ....



って三浦と比べちゃダメ!三浦の事なんて考えちゃ、ダメなんだから...