黒髪王子に胸キュン中!





それからの日々、宿題に励んだ私。



何も余計な事は考えずに。



必死に、君も事を考えまいと忙しく過ごした。



それでも、時折思い出してしまう。



皇貴の優しく微笑んでくれる顔、



ニッコリと笑ってくれる顔、



抱きしめてくれる感触、



全部、全部が忘れられなくて。



今でも鮮明に声とか、表情とか、覚えてて胸がキュッと苦しくなる。



「皇貴.......っ...」



涙を流さないように唇を噛む。



「ーーー勉強しなきゃ」



コンコン



「雪乃ー?お客様。男の子で、外に来てって」



「皇貴?」



「違うわ。名前は....えっと....たしか桐なんとか」



桐原?



なんで、桐原がうちに来てるんだろ。