「はー食べた.....帰ろっか」
「うんっ!」
手を繋ぐ、帰り道。
家の前に着くと、
「上がってって?美恵さんも来てるわよ?」
お母さんの、美恵さん発言によって上がる事に。
「ごめんね、強引に?」
「いいって。ま、もっとイチャイチャしたかったしな....」
「え?」
「あ?」
部屋に入った途端ぎゅーっとハグ。
今日何回目だろう?数え切れないや。
「森内.....お前さ、いい加減いいだろ?」
「へえっ?なにが?」
「わかってるくせに....」
そう言って離してくれたかと思うと、キス、キス。
まるでキスの雨が降ってくるみたいに、三浦はやめてくれない。
傘がないから、濡れたままで。キスの水溜りに溺れていく.....
「んんっ.......み....うら.....っ」
うまく喋れなくて、でもそれでもやめてくれない三浦は少し意地悪かもしれない。
やっとやめてくれたのはコンコン、とお母さんがノックしたから。
「はい」
三浦が私の代わりに返事をする。
「デザート持ってきたけど、食べる?」
「たっ、食べるー!」
今日は十分キスしたよ....そう思いデザートをもらう。
「ありがと」
そう言って部屋のドアを閉めると、三浦は少し機嫌が悪かった。
「今思ったけどお前さ、まだ三浦だよな」
「ん?」
「いい加減名前で呼べ、雪乃」
三浦...皇貴が私の名前を呼びたびに嬉しくなって、ドキッてなる。

