「もうちょっと早く歩かない?」
「やだ」
「えーっ....」
ベーってしてくる三浦が可愛いと同時に酷いと思った。
はあ〜
校門をくぐると、視線が一気に集まった。
女子、男子、構わずこっちを見てきて。
三浦早くいつもこんな感じなのかな...と感心してしまうほど。
すごいな、三浦。ある意味尊敬する。
「三浦君がっ.....彼女と歩いてる....!」
「三浦君.....とうとう......」
など声が聞こえてきてすみません、としか思えなかった。
「三浦、もういいでしょ」
「えー...わかった」
そっと手を離してくれた三浦。
「私はさ、別にいいけどさ?他の女子が悲しむから.....」
ふっ「お前他人のこと考えすぎ。そんなにモテねーって俺」
「モテてるでしょ!」
「でもあいつら皆どうせ顔だけだし」
「......」
何も言えなかった。確かに、そうかもしれない。
でも、好きなのは事実。だから傷つけたくないな....

