「じゃあほんのちょっとだけレベルあげよーか」
「えっ」
手を一回離してまた繋いできた。でも、今度はいわゆる恋人つなぎ...?というやつで。
恥ずかしすぎるよ!!だって、明らかに恋人です宣言してるじゃんこれ!
見上げて睨んでやると、クスッと笑ってきた三浦。
「初級だろ、これも」
「なっ...?!」
確かにそう言ったけど、嘘だって知っててこうするってのは酷くない?
タチの悪いやつ....
必死で腕をバタバタさせてると、後ろから声が聞こえた。
「雪乃!おはよー」
「花織!はよ。大川、はよ」
「おー」
振り返ると、花織と大川だった。
「朝から見せびらかしてるねー?」
「は、はあ?三浦が勝手にやってくるだけだし!」
必死に抵抗してるのに。ニヤニヤする花織は続けた。
「あのねえ?本当に嫌がってるようには見えないけどー?」
「い、嫌っていうか....恥ずかしいの!」
「はいはい」
笑いながら先に行ってしまった2人の後ろ姿をジッと見つめた。

