目を見開く三浦をジッと見つめた。
「俺、さ。お前は俺のことなんか好きにならねーって思ってた」
「けど.......」
ギュッ、と暖かい感触がして私は優しい香りに包まれた。
「やっと....やっと....」
「返事遅れて、ごめん」
ふっ「別に。両思いになれたんだから文句ねーよ」
どんだけ待ったか、と小声で独り言が聞こえてきた。
「どっ、どんだけまったの...?」
「はあ?すっげー長くだよ、バカ」
バカって
「どんくらい?」
見上げて顔を見れるようにした。そしたら頭を上に上げてため息をついた彼。
「もう、すっげー前だよ。10年くらい前」
その事に顔を赤くしてしまう。
「長いよ、どれだけなの」
あはは、と笑う私の頭にコツンと自分の頭乗っけた。
「三浦?」
「こうやって触れられる、ギュッて出来る。手も繋げるし....」
そう言いかけて思い出したように私を離した。
「森内、付き合って」
「...うん、こんな私でよければっ...」
満面の笑みでそう、答えた......

