嬉しそうに去っていく二人。
いいな.....私も、三浦と.....
「ここ、いい?」
聞きなれた声が隣からした。
それは紛れもなく、三浦で。
「いいよ、空いてたし」
「嘘ばっか。大川のために立たせたんだろ?」
「気づいてたんだ」
「見てたし」
見てたって、私の事を?
それを自覚してか、頬が熱くなるのを感じる。
「み、三浦ってなんかでるの?」
「出ないけど?」
「へ、へえーー....足速いのにもったいない」
ふはっ「そうか?俺別にそんな早くねーけど」
謙遜しちゃって。
「50メートル7秒ぐらいじゃん」
私なんて...「お前は9秒だもんな」
「そ、そうだよ。遅いんだよ」

