「ーーーーごめん、きいちまって」



「いいよ、全然。私が勝手に言っただけだし」



真っ直ぐ見つめらて、頬が熱くなるのを感じた。



「だからお前....


男子苦手で、


高いところも、


....告白も、


恋も、


嫌い、なんだ?」



「......うん。なんかいろいろごめん」



言えなかっただけーーーー



ーーーこんなバカな自分の姿を、見せたくなかっただけ......



それだけ。



「っし、行こ」



「へ?」



「明日。命日なんだろ?」



「.....うっ、うん!三浦も来るの?」



三浦も来てくれんだー心強いなあ。



「ダメか?」



ムスッとする三浦が少し可愛かった。



「違うよ、心強いなって思っただけ」



「なっ......そっか。じゃあ明日絶対いこーな」



「うん」